コロナウイルスのワクチンの研究が進みつつある中、興味深い報告を見つけました。IgAという単語が入るだけでやたらと親近感が湧きました。
キーワードだけ並べると、
・体内に入ったコロナウイルスに最初に相対する主な抗体はIgA。IgAは他の抗体と比較してコロナウイルスの細胞侵入をより阻止した。
・IgAの二量体のコロナウイルス阻害作用は単量体より15倍強力。
・二量体IgAはコロナウイルスの体内侵入の足がかりとする鼻や喉に存在する。粘膜表面に二量体IgAを誘導するように設計された経口/点鼻ワクチンはコロナウイルスに有効かもしれない。
自分の体内の正常な二量体IgAには是非とも頑張って戦ってもらいたいものです。現在体内で正常・異常のどちらのタイプが作られてるのかさっぱりわからないですが。。ステロイドで炎症を抑えていると正常体が主になると信じたいところです。しかし、もしワクチンで異常IgAの産生も加速してしまったら・・・目も当てられません。。このワクチンが実際に開発されても打つ勇気がなかなか出なそうです。。
DOI: 10.1126/scitranslmed.abf1555
DOI: 10.1126/scitranslmed.abd2223