IgA腎症の治療記録 - だいたい寛解

2020年初夏にIgA腎症を患ったのでその個人的な治療記録と感想

IgA腎症関連の雑記5 寛解の基準

IgA腎症関連のWebサイトによく出てくる用語を自分で後で読んで思い出せそうと思われる言葉でまとめました。完全に個人(素人)の備忘録です。色々言葉や背景を検索して、あぁそういうことか、と納得するものの、残念ながらすぐに忘れてしまうのでメモ書きを残しておくことにしました。。間違っている部分を発見したら随時修正してゆきます。

 

[寛解]

永続的か一時的かを問わず、病気による症状が好転または、ほぼ消失し、臨床的にコントロールされた状態。一般的な意味で完治せずとも、臨床的に「問題ない程度」にまで状態がよくなる、あるいはその状態が続けば寛解したとみなす。

 

[IgA腎症分科会提唱の寛解基準]

腎疾患の究極の指標は末期腎不全(ESKD)であるため、本来は治療の効果をESKDの減少で評価する必要がある。しかしIgA腎症はごく早期に診断されることが多く、また疾患の進行が緩やかであることが多いため、観察期間内におけるESKDを評価するのが難しい。そのため、現実的かつ臨床的に有用な指標として、尿所見(尿タンパクと血尿)の消失を採用している。

 

下記基準を満たした初回の日時を寛解日とする。

血尿の寛解: 尿潜血反応(-)~(±)もしくは尿沈渣赤血球:5/HPF未満

蛋白尿の寛解: 尿蛋白定性反応(-)~(±)もしくは 0.3 g/日(g/g・Cr)未満

 

寛解日より6カ月以上にわたり2回以上(計3回以上)の検査で基準を満たし続けた場合をそれぞれ「血尿の寛解」、「蛋白尿の寛解」と定義する。血尿・蛋白尿ともに寛解した場合を「臨床的寛解」 と定義し、血尿・蛋白尿のどちらか一方の寛解を「部分的寛解」とする。 

 

寛解していてもプレドニゾロンは離脱の懸念があるので時間をかけて減薬。腎保護を目的としたARBなどは寛解後もプレドニゾロンとは独立して比較的長期間投薬する事が多い。

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