IgA腎症の治療記録 - だいたい寛解

2020年初夏にIgA腎症を患ったのでその個人的な治療記録と感想

IgA腎症関連の雑記6 臨床試験

IgA腎症関連のWebサイトによく出てくる用語を自分で後で読んで思い出せそうと思われる言葉でまとめました。完全に個人(素人)の備忘録です。色々言葉や背景を検索して、あぁそういうことか、と納得するものの、残念ながらすぐに忘れてしまうのでメモ書きを残しておくことにしました。。間違っている部分を発見したら随時修正してゆきます。

 

IgA腎症の根本治療の臨床試験はないようです。今も動いているか正確にはわかりませんが、IgA腎症治療薬としては日本でPhIIが二つあるようです。

 

[Iptacopan (LNP023)]

・炎症反応を惹起する補体系の補体副経路の重要なセリンプロテアーゼであるB因子を選択的に阻害する、ファーストインクラスの低分子経口薬

・IgANやC3 腎症(C3G)、非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)、膜性腎症(iMN)など多くの腎疾患に対して開発中

 

[Atacicept]

・B細胞の生産を阻害する生物学的製剤、皮下注

・IgA腎症、ベルジェ病に対して開発中(多発性硬化症や視神経炎などの自己免疫疾患などではフェール)

・BAFFとa proliferationinducing ligand (APRIL)のレセプターであるtransmembrane activator and cyclophilin ligand interactor (TACI)の細胞外領域と、ヒトIgG1のFc領域の融合したキメラタンパク

 

 

海外での臨床開発品の一つ

[Nefecon プデソニド]

・プデソニドのカプセル製剤

・腸の局所放出。腸内での異常IgA産生を抑制する。腸に局所的なので副作用軽減が期待される。(逆に考えると腎臓への分布が減るわけなので、糸球体の炎症がどの程度抑制されるのか興味があります。)

 

 

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