現在歯科矯正を三年やっています。歯科矯正の中で難易度の高い開咬の治療のため、固定源のアンカースクリューを入れています。コロナのためスケジュールが遅延しており、あと半年は余裕でまだかかりそうです。。
IgA腎症と歯科矯正に全く関連性はないですが、アンカースクリューを感染源として非常に心配しています。アンカースクリューとは、直径2mm、長さ12mmの金属製の小さなネジです。自分は8本も歯茎と口蓋に打っています。スクリューは骨に固着しているので問題ないですが、スクリューと歯茎の間が炎症をとても起こしやすいです。免疫が落ちてる中でのこの炎症を非常に恐れています。
プレドニゾロン投薬が始まってしまったので、当面アンカースクリューは抜けません。よって、これまで以上に口腔内を綺麗に保つ必要があります。最近は歯ばかり磨いてます。。あと最低でも半年維持できるか不安で自信がないですが、やれるだけのことをやろうと思います。
そもそも8本もアンカースクリューを入れている人は日本全国にどこにもいないと思います。自分は大学病院で入れてますが、診察のたびに先生に、ほらこの方は8本入っています、記録です、と学生さんに紹介されます。そしてとても脱離しやすいスクリューを未だ8本維持できてることを褒めて貰えます（笑）。なぜ珍しいかというと、脱離しやすいスクリューを8本入れるくらいなら、脱離しないプレートを4枚入れるのが通常だからです(歯茎の肉を開いて、骨に直接金属板を打ち込んで、肉を縫って止める)。右と左の２回の導入手術と、右と左の２回の脱離手術を必要として、しかも毎回相当腫れるそうです。それがどうしても受け入れられなくてアンカースクリューにしてもらいました。大学病院への通院は1日有休です。消毒も含めて何度休めば良いのかわかりません。そんな点は歯科医師にとっては大したことではないかもしれませんが、自分にはとっては大事なことで、簡単には決断できません。そして最終的に導入が容易なスクリューを一度に8本入れてもらいました。流石にその夜は痛かったですが、一度に済んで良かったです。先生は心配な様子で、２回に分けて導入したそうでしたが。。そしてスクリューと引き換えに、必死の歯磨き生活が始まりました。
8本中、1本は導入1ヶ月目に一度炎症が起きて緩んだため、入れ替えてます。なぜ炎症が起きたかと言うと、食事後、歯磨きが2時間できなかったためです。たった2時間です。
自分にとって飲み会はもはや苦痛でしかなかったです。締めやデザートが出る前には歯磨きに行き、その後ベタベタしない系のアルコールとたまに水、で凌ぐ感じです。半分以上の居酒屋のトイレは洗面台がなく、歯磨きに適していないので、どう効率的に磨くかに知恵と技が要ります。スクリューがなくなり、コロナが落ち着いて、食事会や飲み会を心から楽しめる日が待ち遠しいです。
現在8本のスクリューのうち、2-4本のどれかを使用しています。口蓋の2本はかれこれ1年以上使っておらず、今後も使う予定はないです。この2本はとても磨きにくいので維持が非常に大変です。プレドニゾロンを始める前、何度左に回して取ってやろうかと悩みました。流石にまだしっかり骨に固着してるので我慢しましたが。。
[矯正装置の掃除]
1. ジェットウォッシャー
2. 通常歯ブラシ、歯磨き粉
3. マウスウォッシャー
4. 電動歯ブラシ
5. タフトブラシ
6. 歯間ブラシ
[スクリューの掃除]
1. タフトブラシで周りとトップを磨く
2. 歯間ブラシの特大で軸を磨く
3. 濃いめコンクールを尖ってない注射器で噴射洗浄。濃さは7 mLに5滴がベスト。
スクリューの保持には、特に3の噴射が1番大事。汚れを取った状態で直接噴射が1番効果あります。うがいでは全然効果ないです。
毎食後と寝る前に毎日これをしてます。外食した時も必ずです。自分で書いてて我ながらクレイジーだと思いました。人生のどれだけの時間をこれに費やしたのか。。面倒だから間食しなくなるというメリットもありますが、無視できないレベルでのデメリットです。。
アンカースクリュー導入初期はとてもスクリューが不安定で緩みがちですが、頑張ればリカバリー可能でした。痛みがほぼなく少々動揺したくらいの時は、消毒の上締め直していると固まりました。締めるくらいなら自分でできるので、２回目からは大学病院には行かず、コンクールで消毒した後、マイナスドライバーでキュッと締めて、日に３回の消毒をしてました。これで落ち着きます。締めるのは少し痛いので自己責任ですが。。
